マンスリーマンションはホテルより安い
出張や単身赴任の滞在先として、賃貸物件よりも、マンスリーマンションのほうがお得な部分があります。
例えば、マンスリーマンションは賃貸物件とは違い、敷金礼金や仲介手数料が発生しません。そのため、短期滞在の場合は、賃貸物件よりもマンスリーマンションのほうが費用を抑えることができるでしょう。
そこで今回は、マンスリーマンションのコスト面におけるメリットについてご紹介します。
大阪のマンスリーマンション(ワンルーム)を借りる際にかかる費用は?
単身赴任や長期出張で、大阪エリアのマンスリーマンションを3カ月間利用した場合の費用を、モデルケースとして考えてみましょう。借りる部屋はワンルームを想定しています。
- 家賃(ワンルーム)
- 約11万円×3カ月
- 清掃費
- 約1万9,800円(契約時に発生)
- 光熱費
- 約600円/日~×90日(使用量に応じて変動)
- 寝具レンタル代
- 約3,500円~1万円(地域によって変動あり。寝具不要なら0円)
- 管理費
- 約400円~1,000円/日×90日(地域や業者によって変動あり)
- 事務手数料
- 約2,000円(契約時に発生)
- 合計
- 約44万5,300円
以上の金額を単月に直すと、1カ月あたり約13万円~14万円のコストがかかる計算です。
短期滞在なら賃貸物件よりもマンスリーマンションのほうがお得
賃貸物件を借りた場合、家賃に加えて以下の費用が発生します。
- 敷金
- 家賃の1~2カ月分
- 礼金
- 家賃の1~2カ月分
- 仲介手数料
- 家賃の1カ月分
- 引っ越し費用
- 約3万円~10万円(引っ越しの規模による)
- 家具・家電の購入費用
- 単身者で約10万円
賃貸契約をするだけで、初期費用がかさむことが分かります。仮に、家賃6万円の物件を3カ月賃貸した場合、費用の内訳と合計は以下の金額です。
- 家賃
- 6万円×3カ月=18万円
- 初期費用
- 約31万円(敷金、礼金、仲介手数料、引っ越し費用、家具・家電購入費など)
- 光熱費
- 1万円×3カ月=3万円(電気ガス水道1万円/月と仮定)
- 合計
- 約52万円
このように、通常の賃貸物件で3カ月借りると約52万円、マンスリーマンションを3カ月利用すると約44万円のコストです。よって、マンスリーマンションを借りたほうがお得であることがわかります。
【マンスリーマンション】初期費用・光熱費・家具家電について
マンスリーマンションの初期費用・光熱費・家具家電について詳しく見ていきましょう。
【初期費用】仲介手数料・敷金・礼金が不要なケースが多い
一般的な賃貸住宅を契約すると、仲介手数料・敷金・礼金といった初期費用がかかってきます。 しかしマンスリーマンションではこのような金額請求がなく、支払うのは清掃料金のみという場合がほとんどです。 またマンスリーマンションの火災保険に関しては、賃料にその保険料金が含まれていることが多いです。 しかし全てがこのような形式をとっているわけではなく、火災保険を日割り計算で支払うという形式を採用する運営会社もあるため、事前に確認するようにしましょう。
【光熱費】1日単位での請求となるケースもある
従来の賃貸住宅では、毎月の電気・水道の使用分をそれぞれの入居者が別々に支払うという形をとっています。 しかしマンスリーマンションの場合、「毎月の光熱費が決められている」「賃料にすべて含まれている」「入居している日数に応じて1日単位で請求できる」というケースが多いです。 マンスリーマンションでの光熱費は、賃貸物件によってバラバラです。 たとえ毎月の料金が固定されていても電気・水道の使用限度を上回っていれば、別途でその分を請求されるケースも多いため注意しなければなりません。 賃料に光熱費が含まれていたり、光熱費が固定となっていたりする場合では、使用の有無に関わらず料金を支払う必要があります。 そのため、旅行・出張のために長く部屋を空けている場合でもその料金が変動することはありません。
【家具家電】備え付けられているのでほとんど必要無し
従来の賃貸物件に住む際には、冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機・テレビ・ベッド・カーテンなど毎日の生活に必要となる家具家電をそろえる必要があります。 しかし、マンスリーマンションでは最初からこのような家具家電が部屋に取り付けられているのです。 また上記のような必需品に加えて、ソファやテーブルといった家具も付属されています。 このため必要な家具家電を探したり選んだりという手間がかからないほか、家具家電代を浮かせることができます。 賃貸住宅の場合、短期間住むだけでもこのような手間・時間・費用がすべてかかってしまい、 退去時にもこの家具家電の荷造りや処分方法、引っ越し代のことも考えなければなりません。 引っ越しの予算の計算や準備の必要が無いため、短期間でも気軽に住み始めることができることがマンスリーマンションのメリットになります。
ホテルや民泊よりもマンスリーマンションがおすすめ
一定期間の出張や長期滞在する場合、ホテルや民泊という選択肢もあります。
1泊6,000円程度の格安ビジネスホテルに1カ月連泊した場合、宿泊費だけで18万円かかります。また、宿泊費に加えて外食費やランドリー費用も上乗せされます。これならマンスリーマンションのほうがお得です。
一方、月10万円程度で宿泊できる民泊が近年注目を浴びていますが、個人宅に泊まるため、セキュリティー面においてビジネスユースには向かないといえます。
滞在費用やセキュリティー面を考えると、ビジネスで利用する場合は、ホテルや民泊よりもマンスリーマンションのほうがおすすめです。
おわりに
今回は、マンスリーマンションのコスト面における、メリットについてご紹介しました。
マンスリーマンションは賃貸物件とは異なり、仲介手数料や敷金礼金などの諸費用が発生しません。出張など、短期滞在で宿泊施設を借りる場合は、一般的な賃貸物件やホテル、民泊よりもマンスリーマンションをおすすめします。
短期間滞在する場所を探している方は、マンスリーマンションの利用を検討してはいかがでしょうか。